んが下記の様に進めていくので1個作るだけ
でも時間が掛かり仕事として計算すると高い
のは御了承ください。
設計するのに右ナックルと右キャリパーとローター
とパッドを元払いで送ってもらう必要があります、
弊社に部材がある場合は不要です。
RZ３４に35ＧＴ−Ｒキャリパーを付け
るワンオフブラケット制作の例です。
RZ３４ナックルにＲ３５キャリパーとロータ
ーを仮付けして位置関係を確認します。
35キャリパーなので左右非対称で設計し、キャ
スター角がノーマルの時にキャリパーが真横に
付く様にキャド図面を書きます、あと削る量が
増えるとコストが上りますが軽量化の肉抜きも
沢山CAD図面に追加して行きます。
キャド図面をキャムソフトで
NCプログラムに変換します。
試作はプラスチックの廃材でサクサク早送りで加
工します、画面だけで確認するより現物を現車
に装着してステアリングを左右いっぱいに切った
り走る為に必要なクリアランスを確認します、あと
鋳物ナックルは個体差のあるので逃げを再確認
します。
治具も制作してネジ止めし色んな向きから削
り込んで行きプラスチックの切粉だらけです、
削り捨てる量の方が多いぐらいです。
一筋縄には行かないので3回ぐらい設計変更して
バラツキのある鋳物ナックルに干渉しない試作が
やっと出来ました、そして車両に仮付けしてステア
リングや足を動かしてみて最終チェックし次はジュ
ラルミンの材料を手配します。
ジュラルミンの切り売り材料が届きました。
段取り出来てるので速攻で加工して。
ネジ切りもして
治具に固定しますが精度を出
す為にノックピンを入れます。
向きを変えて側面も加工して。
1号目完成です。
ブラケット1号と35部品をRZ34ナック
ル単体に取り付けして確認します。
最終確認します。
パッドの位置も計算通りか確認です。
ローター外径とパッドを面一で設計すると、
中古ローターと組み合わせたらローター端
のツバの上にパッドが乗り上げてブレーキ
が効きません。
僕が35GT-Rで酷使したローターの摩耗段差
に同時に使ったパッドを落とし込んでフィット
する位置を計測し、RZ34に装着した時に同
じ位置にパッドが落ち込む様に設計変更し
ます。
ローターのセンターも合格です！
ミレニアムジェイドカラーのアルマイト処理します。
10.9の強化ボルトを発注してセットにします。
ワンオフキット完成です！